
こんにちは!KEIです。



本日はSES企業について自分の体験談も踏まえて語っていこうと思います!
よろしければ最後までお付き合いください!
私は大学卒業後、新卒社員として社員数5000人を超えるSES企業に2年間就職しました。
その中で自分が経験したこと、感じたことを中心にSES企業について紹介していきたいと思います。
就職先にSES企業を考えている方や、SES企業はどのような感じなんだろうと考えている方の参考に少しでもなれれば幸いです!
巷では「SESやめとけ」など言われていますが、自分としてはお勧めできる職種かと思いますので、ぜひ最後までご覧ください!


SES企業とは
詳しい内容については省略させていただきます!
一般的にお客様先に配属になり、そこで業務を行う形になります。
お客様先では一人で配属される場合も複数人で配属される場合もあります。
新卒社員や未経験者はよっぽどのことがない限りは一人で配属されることはないと思います。
お客様先では製品を完成させるといったことでお金をいただくわけではなく、あくまで働いた時間分を請求するような形になります。そのため、SES企業の社員はこの時間単価(1時間当たりの請求金額)を高めていくことが自分の評価を高めていくことと同義になります。
(担当営業さん次第のところはあります…。)
休日や就業時間も一応規定はありますが、お客様先に合わせることがほとんどかと思います。
SES企業では技術者に担当営業がつくことがほとんどかと思います。
担当営業は次案件の紹介や時間単価の交渉、SES企業の情報伝達等行っています。
担当営業は一人で多くの技術者を担当することが多く、なかなか大変そうでした。
SES企業のメリット
私が思うSES企業のメリットを紹介していきたいと思います!
主観になってしまうのでご了承ください。
いろいろな経験・スキルを取得することができる
様々な配属先で仕事を行うことができるので、いろいろな経験をすることができます。
私が配属された先は自動車部品メーカーでしたが、同期の話を聞くと大手IT企業だったり大手の電機メーカーだったりと千差万別でした。
SES企業では数年おきに配属先が変更になることが多いので、業界・分野問わず多くの経験を積むことができます。
スキルも同様で違うお客様先で学んだことが、次のお客様先で役立つ…といったことも!



くれぐれもお客様先の情報流出には気を付けましょう。
自分は飽き性なところがあるので、一定ペースで業務内容が変わることは非常に魅力的でした。
人脈を多く持つことができる
お客様先の社員の方はもちろんのこと、自社内の社員もお客様先の違うところで業務を行っています。
そのため、幅の広いお付き合いをすることができます。
私はこのことがきっかけで多くの趣味を経験することができました。
(マウンテンバイクやダーツバー、釣りなど)
配属が変わるたびに新たな出会いが増えますので、定年まで働くとものすごい人脈の広さになるかもしれません。



私は退職して数年がたった今でも同期と遊んだりしてます!
プログラミング初心者でも比較的就職できる
これは友人の体験談なのですが、プログラミング初心者でも十分に就職・転職を行うことが可能だと思います。
SES企業では研修が充実しているところが多く、未経験者でも安心して就職することができます。
また、SES企業を利用しているお客様は大手のところが多く(完全に主観です)普段なら就職することが難しい企業でも業務を行うことができます。
お客様先で評価されることで、
引き抜きが許されているSES企業ならそのままお客様先に登用されるといったこともあります。
(大手SESは引き抜きNGのところが多いですが)



推奨するわけではないですが、引き抜きされることを目標に…
というのもいいのかもしれません。
SES企業のデメリット
次にSES企業のデメリットについて紹介していきたいと思います!
こちらもメリット同様、主観になってしまいますので、ご了承ください。
配属先によって大きく環境が変わる
これが一番大きいデメリットではないでしょうか。いわゆる配属ガチャというやつです。
私の場合、SES企業が全国規模だったことから最初の配属先は日本のどこに飛ばされるかわからないといったドキドキの状態でした。
ただし、一度配属先が決まった場合はその周辺の配属先に移動になることが多かったようです。
(東京配属なら次のお客様も東京都内で、のような感じです。)
また、お客様先で業務を行っているときは派遣さんとして扱われることが多いです。
お客様の社内イベントに参加できない、食堂が使用できない・社員の方より高い金額を支払う必要があるといったお客様先の福利厚生を受けることができないことがあります。



食堂が社員の方より高い金額を払うのが一番厳しかったです…
(ですが社食がおいしかったので毎日食べてました。)
数年ごとに配属先が変更される
メリットでも少し触れましたが、基本的に3年ペースで配属先が変わっていきます。
(お客様先によっては数十年というパターンもあります。)
そのたびに人間関係や業務内容がリセットされてしまうため、やっと慣れてきたのに…と思うことはあるかもしれません。
また、場合によっては引っ越しの必要性も出てきます。



特別有給休暇が出るとは思いますが、引っ越しはできればしたくないですよね。
会社から評価されてる感がない
普通の企業であれば自社内で業務を行うため、評価がしやすいと思います。
SES企業は性質上、さまざまな分野・場所で働いている方を評価しないといけません。
同列で評価することはとても難しいと思います。
私の経験したSES企業では、研修を受ける・資格を取る・お客様先で単価を上げるといった項目で評価を行っていました。



タスクをこなしている感じで評価が上がるので、
合う人には合いそうです。
しかし、一番ウェイトが重いお客様先で単価を上げるはどうしても担当営業の力によってしまうため、当の本人が実力を持っていてもここで躓いてしまうこともあると思います。
また、管理職になるといったことも実質不可能です。
いくら評価されても業務を行うのはお客様先なので、平社員同様に業務を行うことになります。



管理職なんてやりたくない!
エンジニアをずっとしていたい!といった方は天職かもしれません。
SES企業の社員という気持ちが薄れていく
お客様先で業務を行っていくので、自社のために働いているといった気持ちがあまり湧いてきません。
SES企業でも帰属意識を強めるために社内イベントの開催や自社に集まる機会など行ってくれるのですが、普段かかわるのがお客様先の社員になるので社内イベントに出ても知らない人ばっかり…ということに。



同期と同じ配属先の先輩以外知らない…
といったことにもなりがちです。


まとめ
私の経験をふまえたSES企業についての紹介でした。
「やめとけ」とよく言われる業界ですが、全然そんなことはないと思っています。
就職を考えている方や業界について調べている方の参考に少しでもなれれば幸いです。
私自身SES企業に不満はあまりなく、楽しく働かせていただいていました。
お客様先に恵まれたということもあります。
家庭環境の変化で転職を行いましたが、おすすめできる業界かと思います。
今回は以上になります。
最後までご覧いただきありがとうございました!
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